envy of retrospect

遠い過去に放り投げたストーリー
あの日逃げた僕を
追い掛けるように綴った旋律
君に投げかけて
まだ辿り着けない

会いたくて 会いたくて
重なる夜に鍵を掛けた
君の手を 君の目を
忘れないように繰り返したまま

青い月の向こうに架かる現実
故に狂った理想
縛られた優劣性の理論
仮初めのパーテーション
砕いて掻き消すように
ただ掻き鳴らした

触れたくて 触れたくて
重なる夜に手を伸ばした
君の声 君の影
忘れないように繰り返した

七色の歌 風に溶けて消えていく
悲しい色を残したままで

壊れたレコード鳴り響く部屋で泣き腫らした

会いたいよ 会いたいよ
優しい声が聞きたいんだ
君の手も 君の目も
忘れないから

会いたくて 会いたくて
重なる夜の鍵を開けた
君の声 君の影
忘れないように繰り返した

七色の歌 風に乗せて奏でる
愛しい君まで 届け