nostalgia

懐かしい記憶に導かれて
登る坂道は遠く
つまづいた拍子に
「危ないよ」なんて
握った手に照れたりして

あの日探してた秘密基地は
知らない草の中で眠っている
さよならしてた角を曲がれば
見えてた夕日は今はヒトの陰

通り過ぎた季節が
僕たちを壊してしまったの?

触れても消えていくの
辿り着けない朝が囁いてた
もう一度逢いたいの
真っ白に染まる景色 輝いていた

いつか僕も無くなるの?

遠回りしてた分
なんだか寂しくなる
星だけが映る日
ちっぽけな世界が泣く

向き合った君の中にいる僕は
あの日の僕じゃなかった

触れても消えていくの
帰り着けない夜が笑っていた
もう一度逢いたいの
まっ黒に染まる景色 叫んでいた

いつか僕も無くなるけど
変わらないで 君だけは