Minority Future

零れ落ちた雨音に眠りを侵されて
黙っている狭い空を見上げて手を伸ばした

記憶が薄れても決して消えない痛みを
今解き放つのさ

さあ 立ち上がれ

刻んでいく衝動 劣情抱いて走り出すinfraction
泣いても泣いても足りない
君の描いた世界をその手で掴め

絡み付いた耳鳴りを払うように靴を鳴らした

「だれか」惑わす影を抜けて
「たすけて」カナリアは羽ばたき去った

汚れた掌をそっと重ねたあの日が
僕らを呼ぶんだ

歪んだ創造 喧噪吐いて踊り出すImitation
叫んでも叫んでも足りない
影を無くした世界でもがく

刻んでいく衝動 劣情抱いて走り出すinfraction
泣いても泣いても足りない
夜が枯れてもあの日の叫びは消せない

壊れた明日を 僕らの未来を
その手で掴め